《名古屋only》冷やし中華

マヨネーズのない〔冷やし中華〕は〔冷やし中華〕にあらず!

冷やし中華

〔名古屋only〕なのに冷やし中華って・・・ビックリされるかもしれませんが、ここでは知る人ぞ知る冷やし中華のマヨネーズのことです!

おそらく「冷やし中華にマヨネーズなんて気持ち悪~い!」と言われる人がほとんどでしょう。

しかしそういう人は「食べてから言って下さい!」と言われるでしょうね。

名古屋で冷やし中華にマヨネーズが付いたのは1965年頃と言われています。

名古屋のラーメンチェーン店「寿がきや(現在はスガキヤ)」の店舗で販売していた冷やし中華にマヨネーズを付けたのが最初だと言われています。

30~50年ほど前は高校生などが学校帰りに「寿がきや」に寄って、ラーメンとソフトクリームやクリームあんみつを食べて楽しむ姿がかなり多く見受けられました。

その頃から冷やし中華にはマヨネーズが付いていましたから、当時の学生達が他のお店で冷やし中華にマヨネーズが付いていないと、そのお店に文句を言ったほど冷やし中華のマヨネーズは当たり前になっていました。

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それから冷やし中華にマヨネーズを付けるお店も増えてきて、コンビニやスーパーで売っているカップに入った冷やし中華にもマヨネーズが付くようになりました。

名古屋の「冷やし中華+マヨネーズ」人気を知って、1980年代後半には山形県でも流行り、現在では福島県の一部の地域でもマヨネーズを付けるようになってきたそうです。

「寿がきや」ではかなり昔のことなので、誰が、どういう理由でマヨネーズを付けたのか分からないとのことだそうですが、実は当時の「寿がきや」の冷やし中華には、麺の上にたくさんのレタスなどを乗せた「サラダ冷やし中華」のようなメニューが存在していました。

ですから冷やし中華のタレだけではそのサラダが食べにくいという理由で、お客さんの誰かがマヨネーズを要求したと考えるのが妥当でしょう。

そのマヨネーズを付けて食べたら美味しかったから口コミで広まって、それを「寿がきや」が採用したとも考えられます。

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しかしどんな理由であれ、「寿がきや」の冷やし中華から名古屋のマヨネーズ文化がスタートしたことには間違いないようですね。

名古屋の人と地方の人が結婚した時、冷やし中華にマヨネーズが付いていないと喧嘩になるという話しを聞くほど、現在では名古屋人にとって重要な存在になっています。

マヨネーズが絡まると見た目があまりきれいではなくなるのは確かですが、マヨネーズの酷と冷やし中華の酸味の利いたタレが混ざり合った時の美味しさは食べた人にしか分からないでしょう。

特別な物ではなくて普通に市販されているマヨネーズですから、一度試してみてはいかがでしょうか?


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